実際の友人にもたまに「お金に余裕あるならNISAはやったほうが良いよ」というようなアドバイスをするときがあるのですが、
決まって、

やりたいんだけど、忙しくて設定する暇ないんだよね~
こういう返しをされます。
投資は無理矢理すすめるものではないと思うので、それ以上は食い下がりませんが、
おそらくNISAをやらないことによる機会損失を軽視してるのではないかと思ってしまいます。
今回はNISAをやることによる金銭的な影響について解説します。
以降、リスクを無視して期待値ベースでの話をします。
投資は当然損することもあるので、リスクを取る余裕がない人は許容額以上の投資をしてはダメですよ!
つみたてNISAによる節税効果は500万円!
NISAにも一般NISAとつみたてNISAの2種類がありますが、長期で保有できるのであればつみたてNISAのほうがお得なので、つみたてNISA前提で話を進めます!
よって長期のインデックス投資ということになります。
元本40万円を年利7%で20年間運用すれば、155万円となります。
利益額は115万円のため、税率が20%なのであれば節税効果は23万円になります。
これ、一年40万に対する節税効果ですからね?
つみたてNISAの期限は2042年と20年以上あります。
(またさらに延長される可能性は十分あります)
23万円の節税効果を20回受けられるということは、やるかやらないかで単純計算で500万近く変わってくるということです!
投資をしない機会損失の影響はさらに大きく1800万円
ただ、つみたてNISAはしないけど、特定口座で投資はしているという奇特な人はごくごく少数はだと思いますので、ふつうに考えればつみたてNISAをしていない=投資をしていないということですよね?
なので、投資をしなかった場合の機会損失もNISAをやらなかった場合の機会損失としてカウントしても良いと思います!
特定口座で税金を払ったとしても、上記の条件と同じように年間40万円を年利7%で20年間運用すれば、税引後で92万の利益を得ることができます。
これも毎年積み重なっていくので、20年での差を考えれば1800万円にも上ってきます!
NISAをやらないことによる機会損失は2300万円です!
NISAをやらないことによる機会損失は上記2つを合わせて2300万円となります。
これは20年間の積み立てを前提にしてますが、法律が変わって期間が伸びていけば差はさらに拡大していきます。
NISA口座を活用した長期インデックス投資は魅力的
毎年40万を20年間積み立てた場合、元本は800万円になります。
それに対して利益の期待値が2300万円にもなります。
NISAに踏み切れない投資初心者のかたは例えば40万投資しても、上手くいけば15万利益がでて、失敗したら10万損するとか、これくらいで思ってないでしょうか?
そんな程度じゃありません。
20年投資すれば、平均で4倍になるんです!
もちろん元本割れする可能性も残ります。
しかし、それでも十分魅力的な案件だと思うのですが、どうでしょうか?
それでもやらないという選択はOK
最初に注意したとおり、これらは平均的なパフォーマンスがずっと続くことが前提であって、現実はパフォーマンスが下振れることや損がでることさえもあると思います。
なので、確率や期待値を理解した上でやらないという選択をするのはOKです。
人は利益を得る喜びよりも同じ金額を失う悲しみのほうが大きくなります。
特に、十分な余剰資金がない場合の元本の棄損は耐えられない痛みにつながりかねません。
『投資は余剰資金で』というのはそういうことです。
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