こんにちは、やすたろ🐢です。
実質的には初のブログ投稿になります。よろしくお願いします。
おすすめの投資信託ということでオルカンを勧めていますが、私が3地域均等型をベースにポートフォリオを構築していると言ったら詳しく説明して欲しいという質問を何回か受けたので、今回はそこのところについて説明しようかと思います。
ブログ記事の内容は特に計画だって書いているわけではなく、ツイートの補足的な感じでやっているので、リクエストがあればそちらを優先できますので、ドシドシご連絡いただければ幸いです!
そっちのほうがモチベーション上がるしね♪
オルカンはオールインワンでほぼ完璧
まず、オルカンとは三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を指します。オール・カントリーの略でオルカンですね。
広義にはオール・カントリー、つまり全世界の株式へ投資するファンドもオルカンとなりますが、私が言うオルカンはeMAXIS Slim 全世界株式だけです。他社からも全世界株式ファンドが何本か出てますが、圧倒的にオルカンがおすすめです。理由を上げたら長くなるので、ここでは省略しますが、リクエストがあればブログ記事にします。
で、このオルカンですが、1つのファンドで全世界の3,000銘柄に投資できるという優れものです。投資というのは投資対象を分散させるほど分散効果が高まります。そして、国や産業が異なるほど分散効果は高くなります。よって、オルカンはこれ以上分散効果を高めることができないというくらい分散を極めた投資信託ということです。
余分な付け足しはいりません。これ1本持っていればほぼ完璧なポートフォリオが実現します。
しかも信託報酬は年率0.1144%という超リーズナブルなコストです。
投資初心者が始めに組み入れる投資信託はまずこれで決まりではないでしょうか?
ちなみに投資対象としてはS&P500や全米株式も人気ですが、私はオルカンをおすすめしています。その理由も別途説明できればと思います。
なぜ3地域均等をベースにポートフォリオを構築してるのか
それではここからが本題。
そんなに理想的なオルカンなのになぜ3地域均等をベースにポートフォリオを構築しているのか?
ちなみに3地域均等というのは、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)のことです。
同じポートフォリオを組むにしても、3地域均等のほうが費用を抑えられる
最初の理由としては費用面です。
実はオルカンも3地域均等もファンドの中に組み入れられているファンドは同じです。

上図はオルカン目論見書からの抜粋です。
どちらも先進国株式、新興国株式、日本株式で構成されていますが、それぞれの比率が時価総額比率なのか3均等なのかの違いでしかありません。
そして、同じeMAXIS Slimのシリーズで 先進国株式、新興国株式、日本株式 を単品として買うことができます。
なので、オルカンと同じ時価総額比率のポートフォリオも3地域均等と各地域のファンドを使うと複製することができるんですよね。それも、信託報酬を抑えながら。私のように日本株の比率を高めたポートフォリオを組む場合はなおの事、3地域をベースに作ったほうが有利になります。
ファンド名 | 信託報酬(税込) |
オルカン | 0.1144 % |
3地域均等 | 0.1144 % |
先進国株式 | 0.1023% |
新興国株式 | 0.1870% |
日本株式(TOPIX) | 0.1540% |
米国ETFを使用する場合、オルカンなら米国過多になる
次の理由は、私が米国ETFを使用したかったからです。
米国ETFを使うと米国株への投資に限っては投資信託よりも有利になりますし、今の米国の大型株は一部のハイテク企業への依存が高いため、中小型株への投資を通じて、分散効果を高めたいと思ったからです。
ただ、想定していたほどの効果もなかったので、今はここをおすすめするのはどうかなとは思っています😅
オルカンの米国は50%程度、一方3地域なら25%前後ということで、米国ETFを使用する場合は、地域分散の観点からは3地域のほうが使いやすかったんですね。
既に先進国株式への投資をしていた
最後の理由としては、私が既に先進国株式へ投資をしていたというのがあります。今でこそオルカンが投資の主流になっていますが、数年前までは先進国株式が投資の主流でした。そして、オルカンが発売されたときには、私は既に先進国株式への投資を始めていたんですね。
なので、既に持っているファンドを含めて、全世界株式へ投資を拡張するのは、それだけで完成しているオルカンよりも比率がいびつな3地域均等のほうが都合が良かったんです。
基本はオルカン一本で良い
ここまで私が3地域均等をベースにポートフォリオを組んでいる理由を説明しましたが、やはり人におすすめしやすいのはオルカンのほうだと思います。
信託報酬の差については0.01%にも満たないですし、米国ETFを組み入れた場合は確定申告の手間がかかったり管理が複雑になったりするため、費用対効果を考えると万人におすすめはできません(いろいろと組み合わせることが好きで複雑なポートフォリオを管理したいという方はやってみればいいとは思いますが)。
ただし、昔から投資を始めていたり、米国株式に投資をしてたけど、全世界へ拡張したいというような特有の理由がある場合は3地域はなかなか役立つと思いますよ😊
コメント
コメント一覧 (2件)
3地域均等にとても興味を持ってます。が、とても悩んでます。すでにVTIを積み立ててるのですが、ジュニアNISAで他の商品を探してます。
新興国への分散は魅力的だとおもってるのですが、中国の比率が高く、中国は今の政府が続くとなると政治的リスクが常に付きまとう恐れがある気がします。
日本もまた成長を信じたいのですが、米国が冴えないときは一緒に冴えないイメージがあります。日本が米国にも中国にも株価が影響されなければ分散の効果があると思いますが、おそらく今後も米国や中国の影響を受け続ける気がし踏み切れずにいます。
その辺は、どうお考えですか?
のびたさん、
ご連絡ありがとうございます。
おっしゃる通り、新興国はチャイナリスクが高いし、日本株は米国や中国に依存しており、影響は受け続けます。
よって3地域均等の日本株と新興国比率は高すぎるという懸念は当然だし、私もそう思います。
なので、3地域均等は先進国や米国株など他と合わせる前提で購入すればいいかと考えます。
言うなれば、3地域均等はカルピスの原液です。そのままじゃ濃くて美味しくないです。
黄金比は3地域均等20%に対し、先進国70%、新興国5%です。これでオルカンとほぼ同じポートフォリオになります。
私は濃い目が好きなのでもう少し3地域の比率を高めています。
分散の観点からは、(100%連動ではない限り)複数の国を組み入れるメリットはありますし、日本株の相関は実はそんなに高くなかったりもします。
日本と米国or中国より米国と中国のほうが相関が高いです。