老後を安心して暮らすためにはいくら必要で、どう貯めていけばいいのか?

こんにちは、やすたろ🐢です。

先日、こういった質問を受けました。

 

年金を貰えないとしたら、いくらくらいお金があれば老後30年生きていけるのですかね?
老後の資金調達のために積み立てニーサとiDeCoをとりあえず始めたので老後のことが心配で興味があります。

今回は老後を安心して暮らすためにはいくら必要なのか、そしてどう貯めていけばいいのかについて説明していきます。

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目次

老後を安心して暮らすためにはいくら必要なのか?

年金なしの場合いくら貯める必要があるのか?

まず老後の生活費はどれくらいかかるのでしょうか?

生命保険文化センターの調査によると、65歳以上の無職世帯(夫婦のみの世帯)の家計をみると消費支出は約22.4万円、また、65歳以上の単身無職世帯の家計をみると消費支出は約13.3万円というのが平均のようです。

もちろん住む場所や生活水準によっても異なりますが、この平均を前提とすると、もし年金がもらえなくなった場合の老後30年を生きていくためには、夫婦の場合は8,064万円単身世帯でも4,788万円と途方もない金額を貯める必要があります。

しかも、徐々に寿命も長くなっていますし、病気になった場合に備える必要があるということで貯めておく金額はさらに増えることでしょう。

年金がなくなることはあるのか?

しかし、そもそも年金制度がなくなるということはあるのでしょうか?

日本の年金制度は現役世代から集めた保険料を、そのときの高齢者に年金として支給するという賦課方式を取っています。

さらに国庫負担年金積立金という二重のバリアもあります。

国庫負担とは要するに税金のことで支給額の半分は税金で賄われてます。

また、年金積立金は200兆円にものぼります。

厚生年金国民年金合計
歳入48 兆 6,356 億円3 兆 7,640 億円52兆 3,996 億円
歳出48 兆 1,367 億円3 兆 6,629 億円51兆 7,996 億円
歳入歳出差4,989 億円1,011 億円6,000億円
厚生年金・国民年金の令和2年度収支決算の概要

年によって収支は変動しますが、積立金が200兆円もあるため、100年安心というのはあながち間違いではないと思います。

やすたろ

100年安心なのは制度が100年持つというだけで、100歳まで年金だけで暮らせるということではないですよ!

老後2000万円問題は割とリアル!?

ただし、受給額自体は減少することがほぼ確実なため、足りない部分は自分で貯めていく必要があります。

老後2000万円問題は政治的な理由もあり、すぐに撤回されましたが割とリアルな数字だと私は思います。

計算の前提は、「家計調査(家計収支編)平成29年(2017年)」における高齢無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の平均的な実収入209,198円に対して、消費支出と非消費支出の合計が235,477円 + 28,240円=263,717円となり、毎月約5.5万円の不足を30年間まかなおうとすると約2000万円必要になるということです。

もちろん生活水準によって必要な生活費は異なりますし、将来の年金受給額がいくらになるか分かりませんが、これくらいの金額はリタイア前に貯めておいたほうが安心かと思います。

老後の資産をどう貯めていけばいいのか?

投資で貯蓄を加速させる

老後資金ということで必要になるまで十分な時間が取れる場合は投資で資産を増やしていくというのは合理的な選択です。

政府も老後の生活費が年金だけで賄いきれないことは分かっているので、iDeCoNISAといった税優遇口座を整備し、自助努力を促しているということです。

iDeCoやNISAを使って毎年50万を40年間貯めていくと、元本だけでも2000万に達成し、運用成果次第では5000万、1億と増えることも夢ではありません。

ただし、リスクをとった運用は元本割れや想定より増えなかったという可能性も十分あります!

期待値でみていくら増えていても、現実的には運用成果の下振れも想定しないと、悲惨な老後になってしまうかもしれません。

やすたろ

リスクをとった投資はあくまでサブの位置づけ。
メインは毎年50万をいかに捻出するかということ!

足りないぶんは働いて稼ぐ

投資をしている人や十分な貯蓄がある人が少数派であることを考えると、こちらのほうが多くの人にとっては受け入れやすいのでしょうか。

 

65歳でリタイアした場合、2000万円足りない!!

であれば、年収400万の仕事を70歳までの5年間やれば老後問題は解決です!

健康寿命は年々伸びていて2019年の厚生労働省の調査によれば男性72.68歳、女性75.38歳。

今の現役世代の健康寿命はもっと伸びるでしょうし、70歳まで働くというのは当たり前になっているかもしれません。

働く年数を伸ばすことも想定しつつ、資産運用で増やす

投資は余剰資金で行うべきであり、自分が思う最低限の支出を投資で賄うべきではありません!

なので、65歳で完全に引退するという前提であれば、年齢が上がるにつれてリスクを取るような運用はしづらくなってきます。

しかし、運用が上手くいかない場合は働く年数を伸ばすということも選択肢に入るのであれば、もっとリスクを取った積極的な運用も可能になります!

『10%の確率で資産運用に失敗して野垂れ死ぬ』

この場合、怖くて投資なんてやっていけません!

しかし、

『10%の確率で数年間の労働を延長しないといけない』

これくらいであれば、十分許容できる範囲だと思うのですがいかがでしょうか?😊

私はこの方法が最もおすすめですね!

また、投資をしていれば、金融リテラシーも向上し貯蓄癖もついていくため、よっぽどのことがなければ運用が失敗して老後生活が破綻するということもないかと思います。

 

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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