失敗しないアセットアロケーションの決め方

こんにちは、やすたろ🐢です。

いざ投資を始めようとすると、分散投資が大切だということで、国内外の株式、リート、債券、そして金などのコモディティなど複数資産への分散投資を検討している人はいないですか?

もしくは、分散が大切なのは分かったけど、どれをどれくらい買えばいいか分からないという理由でバランスファンドやプロが管理してくれるラップ口座、最近ではロボアドバイザーなどに自分の大事な資産を任せようとしてはいないですか?

今回は、このようなことで悩んでいる方向けに失敗しないアセットアロケーションの決め方について説明していきます。

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目次

資産はネット銀行の預金と株式インデックスファンドだけでいい

私は個人の資産配分は、ネット銀行の預金と株式インデックスファンドだけでいいと考えています(今回リートは株式と同じ扱いね)。

確かに複数資産を組み入れることによる分散効果は確かにあります。
特に国内株式と国内債券は相関がかなり低く分散効果が高く現れやすいです。

しかし、今の低金利の国内債券を持つメリットはどれくらいあるのでしょうか?

今の国内債券の期待リターンはほぼゼロ。
分散効果によってリスクあたりのリターンは高まるかもしれませんが、国内債券を組み入れるのにもコストがかかるため、実際は組み入れる効果はほとんどないと言えます。

 

また国内債券ファンドのコストは国内株式ファンドより割高です。

 

株式ファンドも債券ファンドもインデックスだったら信託報酬は同じくらいですよ?

それはその通りです。

しかし、表面上の信託報酬は同じでも、リターンあたりの信託報酬の割合は変わってきます。

先ほどの例の国内株式ファンドの場合、リターンが5%のうち報酬は0.5%だったらリスクを取って稼いだリターンのうち90%は自分のものになります。一方、国内債券ファンドの場合は1%のうち0.5%を報酬でとられると50%しか手元に残りません(そして繰り返しになりますが、今の低金利環境ではリターンは1%も期待できません)。

リスクもリターンも株式以上に高い金融商品は存在しません!

そして、株式はコストも割安なため、最もコスパが高い金融商品ということもできます。

債券以外にも複数資産を保有することのよる分散効果は確かにありますが、 コストが割高な資産クラスを保有してもリスク・リターンのバランスはあまり向上しません。
ましてや、 バランスファンドやラップファンドみたいにアセットアロケーションをプロに頼む場合の管理費用はけっこう高額になるので リスク・リターンのバランス は悪化することも多いかと思います。

 

それであれば、リスク資産は株式インデックスファンドだけにして、各自のリスク許容度に合わせてネット銀行の預金を組み合わせるということが今は最適ではないかと考えます。

また、余剰資金を預金として持っておくことで、なにか会った時の現金をすぐに用意できるということや、ポートフォリオをシンプルにすることで自分がなにをどれくらいもっているかを分かりやすくするというメリットもあります。

低成長の国内株式や欧州株式にも分散させる

 

米国は成長率が高いけど、日本や欧州はゼロ成長だから魅力ない

そういって、成長性が高い米国のみの株式ファンドに集中する人も多いですが、私は日本株式のような低成長の国も含めて世界全体に国を分散させておいたほうがいいと思っています。

なぜなら成長性とリターンは関係ないから。

厳密にいえば、“予期されている”高成長はすでに価格に織り込まれているため、想定どおりの成長をしてもリターンは良くなりません。この予測されている成長性と実際の成長性のズレを予想して収益源とすることはプロでも難しいため、ふつうの個人投資家はやらないほうが賢明です。

結局は、リターンはリスクによって決まると考えて幅広く国を分散させておいたほうが分散効果も高まりリターンの改善につながります(この辺は前提次第のとこもあるので米国集中が必ずしも悪手になるというわけではないが、私の考えでは全世界に分散するほうをおすすめします)。

自分のリスク許容度について考える

最後に、自分のリスク許容度はどれくらいかを理解する必要があります。

自分はどれくらいリスクを取れるか知るということです。

投資で成功するためには、これが一番大切かもしれません。

よくリスク許容度を測るために、

  • どれくらいなら損をしてもいいか?
  • 余剰資金はどれくらいか?

というような質問がされますが、正直、投資初心者が判断するのは難しいと思います。
利益が出ると「もっと投資金額を増やしておけばよかった」と、損失が膨らむと「やっぱりこんなに買うのではなかった」と短期的な相場の動きで感情が揺れ動くため、相場の波の一巡を経験しないと自分がどれくらいのリスク許容度があるのは分からなかったりします。

しかも、リスク許容度は各自の価値観や生活スタイルによっても異なるため、他人がこれくらいリスクを取るべきとアドバイスするのも難しいです。

 

じゃあ、投資初心者はどうやって投資額を決めればいいのか?

こういうときに役立つルールとして、120―年齢を株式に投資するというのがあります。
40歳なら、120−40で余剰資金の80%を株式ファンドに投資するというものです。

年齢が若いということは人的資本があるということです。
なので、ある程度リスクを取って投資で失敗したとしても仕事で稼ぐことができます。
一方で、年をとって人的資産が少なくなってから投資で大きく失敗すると、とりかえしがつかなくなるためリスクをとる量を減らすということです。

最近は人生も価値観も多様化しているため、一概にはいえませんが、一般論として参考にはなるかと思います。

また、自分の状況を反映し自分なりの客観的なルールを事前に作っておくことをおすすめします。
もちろん状況が変わればルールを変える必要がありますが、状況が変わらないのであればなるべくルールを変えないことが大切です。
そうでなければ、相場の変動に心を揺さぶられて短期的な売買に走ってしまい、長期的な資産形成が失敗してしまう恐れがありますので😅

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